焙煎2026.03.01
浅煎りと深煎り、同じ豆でここまで変わる
同じ生豆でも、焙煎度合いによって味わいは劇的に変わります。今回は、当店で人気のエチオピア・イルガチェフェ ナチュラルを使い、浅煎り(ライトロースト)と深煎り(フレンチロースト)で焼き比べてみました。
浅煎りでは、豆本来のフルーティーな酸味が際立ちます。ブルーベリーやストロベリーを思わせる甘酸っぱさ、そしてジャスミンのようなフローラルな香り。まさにエチオピアらしい華やかな一杯です。
一方、深煎りにすると、酸味は穏やかになり、代わりにダークチョコレートやキャラメルのような深いコクが現れます。ボディも重厚になり、まったく別の飲み物のような印象を受けます。
この違いは、焙煎中に起こる化学反応(メイラード反応やカラメル化)の進行度合いによるものです。浅煎りではクロロゲン酸が多く残り、明るい酸味を生みます。深煎りではそれらが分解され、代わりに苦味成分やカラメル成分が生成されます。
どちらが「正解」ということはありません。その日の気分や合わせる食べ物によって、お好みの焙煎度合いをお楽しみください。

